• 12月15日

    なにもいいことばっかりじゃない。
    誰かが悲しいのに僕は笑ってなんかいない。
    僕が責められることに弁解はしない。
    どこまでが本当でどこからが嘘かなんて、
    そんなの関係なしに口から口へ耳から耳へ伝わっていく。

    自分がまったく嫌になる。
    みんな悲しいんだ。

    たかだか制作する事で自分が大人になっていけるわけはない。

    辛い状況にいても絵を描くことで救われることはあったが、
    自分を悲観して、最低な奴だと思い思われる時、
    それから抜け出る道はない。

    そしてこんな気持ちまでもが絵に反映されていくのか。
    それしかなくて、そうしなければいけないのか。
    いけないことはなくても、何故自分はそうするのか。

    弱い自分がいて強い自分もいる。
    ずるい自分もいて純粋な自分もいる。

    人と会うのが辛くなっていき、なのに人を探す。
    これからどうすればいいのか。
    自分に幻滅してしまう。
    自分が今まで語った言葉が、自分の回りで笑っている。

    自分のこの体をいじめる事はできるが。
    こころは、どこにあって、どうすればいいのか。

    今ここで出来る事は、この散らかった部屋を探しまわって、
    あのサングラスを探すことだ。

    すべて肯定されたくはないし、否定されたくもない。
    関係ない奴らに押し入られるのもごめんだ。
    そして自分や人に甘えるのはやめるんだ。

    どこまで本当という言葉は真実味を持つのか。