なにもいいことばっかりじゃない。
誰かが悲しいのに僕は笑ってなんかいない。
僕が責められることに弁解はしない。
どこまでが本当でどこからが嘘かなんて、
そんなの関係なしに口から口へ耳から耳へ伝わっていく。
自分がまったく嫌になる。
みんな悲しいんだ。
たかだか制作する事で自分が大人になっていけるわけはない。
辛い状況にいても絵を描くことで救われることはあったが、
自分を悲観して、最低な奴だと思い思われる時、
それから抜け出る道はない。
そしてこんな気持ちまでもが絵に反映されていくのか。
それしかなくて、そうしなければいけないのか。
いけないことはなくても、何故自分はそうするのか。
弱い自分がいて強い自分もいる。
ずるい自分もいて純粋な自分もいる。
人と会うのが辛くなっていき、なのに人を探す。
これからどうすればいいのか。
自分に幻滅してしまう。
自分が今まで語った言葉が、自分の回りで笑っている。
自分のこの体をいじめる事はできるが。
こころは、どこにあって、どうすればいいのか。
今ここで出来る事は、この散らかった部屋を探しまわって、
あのサングラスを探すことだ。
すべて肯定されたくはないし、否定されたくもない。
関係ない奴らに押し入られるのもごめんだ。
そして自分や人に甘えるのはやめるんだ。
どこまで本当という言葉は真実味を持つのか。