イスラマバードの朝、緊張で早く目覚める・・・わけもなく竹井さんに起こされて朝飯。
そしてみんなで散歩するが、竹井ファッションはやっぱし人目をひくのであった・・・
午前中、旅行会社にアフガニスタンへのビザ申請をお願いして、イスラマバードから15Kmのラワルピンディへタクシーで向かうが、なんと料金は150ルピー(300円)。
一番古いバザールでタクシーを降りてまずは昼飯ということで、地元オーラ全開の食堂に入る。
もちろんメニュー表なんてないし英語もつうじるわけはなく、入り口脇に並ぶ鍋の中身を見て指差して注文。
チキンとナンとサラダ(つうか生野菜)を食いチャイを飲み、とうぜん量が多くて僕は残し、小山さんがここにいたら全部食ってくれるのになぁ・・・と異国で最初に思い出したのが男であることに悲しくなりつつお金を払って(3人で75ルピー・50円弱)いざ路地探索へ!少し3人で歩いた後にまたここでと集合場所を決めて個人行動開始。
たくさんの人が行き交うバザールの賑わいはまるで縁日のようだ。連なる店からは客を呼ぶ声が響き、道路にまで風呂敷を広げての商売。そして路地に入り込むほどに街はおもしろくなり、どんどん歩いて行きたくなる。
炭屋さんの入り口から中庭が見えて、その中庭の壁四方に積み上げられた炭袋の山がすごくて呆然と見ていたら、中にこいよと手招きされたので写真を撮らせてもらい、喉も渇いたのでついでに水も一杯。
雑多な物にあふれかえる街。
物売りの呼ぶ声に馬やロバが引く荷車。
響きまくる車のクラクション。
痩せ猫が足元をするりと抜けて走り去る。
何本目かの細い路地で、お使い帰りのなかよし3人組女の子を激写。
それを見ていた飯屋の兄ちゃんも激写。
そしたら奥にいた父ちゃんも撮れと(多分)言われて撮る。
3時30分、待ち合わせ場所に行きみんなでマンゴジュースなんか飲みつつそれぞれの収穫を語るが、竹井社長が買ったというイスラム服の派手さに嬉しくなる。しかし僕が買ったのは一本の懐中電灯だけ・・・
帰りのタクシーは行きの150ルピーより安い120ルピーで、なんでも観光客には安くするのだということ。なんか変な気もするなぁ。
イスラマバードに戻り一服しながら竹井さんのイスラム服姿のファッションショウ。なんと2着も買っていた!そして黒い服は僕の方が似合うとのことで貰うことになってしまい、うれしいような・・・なんか微妙。
そして、恐れていた事態が・・・「イスラム服でキメて晩飯を食いにいこうや!」と既に派手派手にキメた竹井さんの誘いを断れるわけもなく、歩いて飯屋を探し散歩に出る午後6時。
それにしても街には人があふれていて、あたりまえだけどみんなこっちを見るんだよなぁ~。かなり恥ずかしいんだけど、なぜかツッパリ高校生のように背筋伸ばして堂々と歩く僕であった。
パキスタン語のメニューしかない店で晩飯。チキンカレーにサフランご飯にサラダ、食後のチャイで3人分250ルピー(500円)とラワルピンディよりメニューがあった分(アラビア文字なんだけど・・・)高かったけど、それでも安い。
さて宿に戻って、やっぱりビールを飲んで、やっぱりお湯の出ないシャワーを浴びて寝る。