窓のない部屋にいると、なにか隔離されてる気がしてくる。それは、いいことじゃない。
そして、ここは何処でもなくて、でも何処でもある気がしてくる。それは良いことだ。
心の窓から世界を見渡しながら、自分の存在を自身で確かめていたい。
外を歩き、自販機にお金を入れてコークを取り出す。
空になった缶をゴミ箱へシュート。
シュートが終わりじゃなくて、そこから始まるってことだ。
そう、何処にいても、自分が居るところでなければ制作できない。
そこに在るものをよく観て、体に入れる。
それをするのは誰でもない、自分じゃなきゃいけない。そんな当たり前のこと・・・
いろんな言葉が自分を惑わし、回りを気にしてしまう。
ちょっとした言葉に傷ついたりもする。
けれども、それを振り切る事は出来る!
今まで描いてきた絵の数で。友達の顔を思い浮かべる事で。今、前を向いて制作することで。
自分が自分であることに正直になれる事を持っている自分は幸せだ。
誰がなんて言っても、幸せだ。苦しくとも幸せだ。
そう思えるぶん、壁を越え乗り越えてきたものがあるからだ。
自分が苦しんだぶん以上に、自分を幸せにしよう。
人を苦しめたぶん以上に、人が幸せになればいい。
いつも制作することで自分は救われている。
そう思うことが情けなく思え、逃避している気がする時もある。
毎日夜はやって来て、全てを闇の中に隠しさる。
それは黒で覆われる世界だけど、白い雪景色にも似ている気がする。
結局は白も黒も同じことなんだろう。
気持ちは込めてゆだねようとしなければ、死んでしまう。
そこが闇ならば、心の暗夜に灯りをともそう。
そこが真っ白ならば、彩ろう。
きっかけは突然やってくる。今何も出来ないとしても、眼をそらさずに見ることだ。
俺は、あいつらが思ってるよりは傷つきやすく繊細だが、それ以上に強いはずだぜ。
今、ここにいて「ここ」を、足元を見ている。自分の存在を確かめるために。
そして、顔をあげて前を見据えよう。
その繰り返しを怠ることなく、あっちばっかし気にして見てないで。
いつも自分がいる「ここ」から始めなければダメじゃんか。