• 1月19日

    朝9時起床!窓から見える空は、今日も寒そう~!
    シャワーを浴びてから、朝食を食いに古風で天井が高くて広い近くにあるカフェに行ってみる。
    しかしながら朝飯のパンはどこも同じで・・・
    カフェを出て寒さの中、ハナたらして部屋にもどる。

    11時、金持ちマイヤーさんが金持ち車でやってきて、僕は金持ちではないけど貧乏でもないミヒャエル車でもってその後を追い、ベルベデーレ宮殿にあるオーストリア絵画館が持っているアーチストのためのレジデンスに向かう。
    レジデンスは、宮殿からは離れた現代アートの展示用に作られた新しい建物の中にあってキュレーターが2人出迎えてくれる。
    展示スペースではジュリアン・オピーとLA在住のオーストリア人作家の2人展をやっていて、それを観ながらいろいろとアーティスト・イン・レジデンスについて説明してくれる。
    僕が多分来年使うという(か、来て欲しいらしい)レジデンスは展示室の裏にあって、中に入ると1人で使うには広すぎ!
    で、そのわりにスタジオスペースは狭すぎ・・・
    もしやることになったら4ヶ月で、月1,800ユーロ支給とのこと・・・
    頭の中ですぐに杉戸とかも呼ぼうとか思ってしまう。
    じゃ~来年春頃にお願いします!ということで話をして、今年4月の『TRAUER』と題されたそこでの展覧会への参加もOKして・・・・さらばWien!いざ!Grazへ!

    Grazに向かうアウトバーンを走れば、景色はさらに寒い色で覆われていく。
    木々は昨日みたそれ以上に、枝も幹も氷に覆われている。
    そして雪が積もるGrazに到着して・・・まずは中華レストランで昼飯。
    ミヒャエルは魚、僕は中華オリジナルという酢豚。
    その酢豚はほんとうに唐揚げされてて、中華=唐なんだ~と納得。

    ノイエギャラリーは町の真ん中にあって、とりあえず展覧会『M_ARZ』を観る。
    のっけからナンシー・ルーピンスの壊れた戦闘機の破片で作られたマッシヴな立体。
    とにかく展覧会の規模がでかいし、展示作家が多いし、見ごたえ充分だ。
    けれども、あまりにも戦争や暴力、死といったテーマを直接的にあつかった作品が多いのには閉口・・・
    特に電気椅子を撮ったキレイなカラー写真のシリーズには強烈なリアリティを感じ、目眩がしてくる。
    いくつかめの部屋で11月に描いた自分の作品に再会するが、かなり丁寧に描いてある画面に驚き我ながら感動・・・

    じっくり鑑賞した後、この展覧会を企画したキュレーターと会い美術館近くのカフェでお茶。
    奥のほうで年寄りたちがフォークダンスしていて笑える。

    Grazは2003年のヨーロッパ文化都市だそうで、街中でいろんな催し物をやっている。
    『YAMATO』という名の日本の和太鼓グループや、ちょっとした寸劇がそこいら中の街角でパフォーマンスしている。
    そういえば『M_ARZ』もたくさんの人でにぎわっていた。

    夕方6時、Grazを後にしてミュンヘンへ。
    ザルツブルグを通り、晴れ渡った夜空に満月の明かりのもとミヒャエル号は進み会話も進む。
    この数日でドイツ語をかなり思い出したなぁ・・・

    満月に追いかけられながら夜11時過ぎにミュンヘン到着。
    運転手ミヒャエルは疲れ果て、僕も疲れ果て2人とも即ベットに直行。

    Gute Nacht !